広報「やまゆり」第99号

2つの名前

2つの名前
 主任司祭 中村 信哉 
 先日、ある方から御ミサの依頼を受けた。はしり書きでうまく読めない。依頼を受けた時には、いくつかの質問をたびたびするようにしている。まず、その方が生きている方なのか、帰天された方なのかだ。そして、名前。私たちキリスト者は名前を2つ持っている。生まれた時に、両親が心を込めて一生懸命に考えて付けてくれた名前。それぞれに親の願いや希望がそこに込められている。同じ字を書いていても、読み方が違う場合もある。だから、〇〇さんですか?と確認すると△△ですと、違った答えが返ってくる。どう
ぞ、ふりがなを付けてください。お願いします。
もう1つの名前は、洗礼を受けた時に頂いた霊名である。御ミサの依頼の時だけでなく、死者が出た時にも、親や兄弟、親せきの方にたずねても意外と覚えていなかったり、間違えて覚えていらっしゃる方が多いです。どうぞ、自分の霊名はもちろんのこと、親、先祖、兄弟姉妹、親戚の霊名を今のうちに確認しておいてください。
先日、盛大にこの教会でも霊名のお祝いをして頂きました。ありがとうございました。これは大切な事だと私は思います。自分に与えられた聖人に興味を持ち、そのように生きようとつとめことができるからです。私の実家では、生れた日、つまり誕生日と霊名の祝日にもお祝いをしてもらっていました。そうする事によって、今までの歩みに感謝し、神さまとまわりの多くの人々に感謝する事ができるからです。皆さんのご家庭はいかがでしょうか?
今一度、自分自身、先祖の方々、親、兄弟姉妹の霊名を確認し、その方々のためにどうぞ祈ってあげてください。それはその方に対する感謝を表すのと同時に神様に感謝をすることにつながりますから。
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広報「やまゆり」第98号

 あのうだるような夏の暑さの中で、今年は秋が来るのだろうかと心配しましたが、神様はちょっと短めの秋と冬もちゃんと準備されていたようです。そして、気がつけばもうクリスマスと年の瀬。皆様にはいかがな一年でしたでしょうか。
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「やまゆり97号」が発行されました

日常生活に隠されている宝

鳴く蝉の声にも日々変化がみられます。
先日、ある司祭からこんな嘆きを聞きました。
「うちの教会では日曜日のミサはコロナ前の半分です。心配しています。日本各地で観光客がコロナ前の状況に戻っているというのに、多くの教会で信者の戻りはまだまだのようです」。同感です。
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「やまゆり96号」が発行されました

信仰生活もリフレッシュを

   健軍教会 渡辺 隆義 主任司祭
 
復活された主イエスの祝福が皆さんの上にありますように。
「3月13日からマスクをするかしないかは個人の判断に任せます」と政府の方針が出されています。皆さんはどうしていますか。あちこちの教会のミサでは、まだ、マスクをしている人が多いようです。マスクをはずせない理由として、街頭インタビューでは「コロナに感染する可能性がゼロではなく、心配だから」が多く聞かれます。「マスクを外して顔を見られるのが恥ずかしい」という声もありました。個人的にはマスクは息苦しくて長くつけているとちょっと辛いというのが本音です。ですから一日中マスクをつけて仕事をしておられる方、コロナ前からもそうですが、尊敬します。
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