洗礼式が行われました
4月26日にマリア出崎ユキヨさんの洗礼式が、7月3日にペトロ廣島未希登ちゃんの洗礼式がともにともに健軍教会聖堂で行われました。出崎ユキヨさんからはやまゆりに寄稿を頂きました。
洗礼の恵みを受けて
マリア 出﨑 ユキヨ 洗礼台帳に私の名前がないとわかったのは、夫の葬儀(4月2日)の後のことでした。 昭和28年に夫と共に天草から熊本へ仕事を求めてきました。そして、手取教会で神父様のお話を聴きに通っていました。 夫の勧めるがまま行っていたと思います。 夫が亡くなった後、健軍教会の信者名簿に洗礼名がないということで手取教会に問い合わせたところ、同年11月7日に結婚したという証明はいただきましたが、洗礼の方は確認できないということでした。多分、昔受けた講座は、結婚のためだけの講座だったかもしれません。自分の記憶の中でもよくわかっていなかったと思います。 今年4月26日、洗礼を受け、次の世で娘と夫に再会できる喜びと希望が新たになりました。 熊本地震後に崎津教会で渡辺神父様に出会い、今回このようにお計らい下さいました事に、心より感謝申し上げます。 天国行きの切符をしっかり持ち、神様に導かれながら、日々を過ごして参りたいと思います。 皆様、これからもよろしくお願いいたします。
廣島未希登ちゃんの洗礼式
廣島未希登ちゃんは2021年1月8日生まれの1歳半の男の子です。泣かずにがんばってくれました。
近況報告と健軍教会での思い出
2022年4月よりカトリック大名町教会の主任司祭と高宮カトリック幼稚園の園長を兼任しています。 大名町教会の信徒数は約2,100名です。大名町教会は小教区とカテドラルセンターの二面があります。 小教区の集会や行事だけでなく、地区や教区の集会や行事もあって、たくさんの人が集う教会です。
巡回教会として能古島教会もあります。 また、高宮カトリック幼稚園の園長でもあるので、毎日幼稚園にも行っています。 健軍教会には2000年4月から2008年3月まで8年間お世話になりました。 健軍教会での思い出はたくさんあるので箇条書きであげてみます。 永久聖体礼拝があったこと さゆり園の存続危機に教会有志の方々が協力して下さったこと 教会創立50周年を迎えたこと 高遊原教会への巡回ミサ、青年会活動が活発だったこと 夏の熊本地区キャンプ、テニススクールに通ったこと ゴルフを教えてもらったこと 温泉によく行ったこと トルコ巡礼、ルルド・イタリア巡礼に行ったこと 等があげられます。 今から考えると、多くの活動と交わりが出来た恵みの時でした。神と皆さんに感謝です。
こどもサマーキャンプに参加して
去る8月1日(月)、健軍教会の旧さゆり園を会場として熊本地区サマー・デイ・キャンプが開催され、健軍教会からはいつもミサで侍者をして下さっている川端駿介さんと、川端琉斗さんご兄弟が参加されました。お二人の感想文をご紹介します。
中1 川端 駿介 8月1日に日帰りサマーキャンプが行われました。その中で「神さまに対してどのような気持ちでミサをやささげればいいのか」や「年れいや出身地が違っても優しくできる心」など多くの事を学び、心を成長させる事ができました。その中でぼくは3つの事が心に残りました。 1つ目は、みんな同じホールで食べた昼食です。各教会の神父様や友達といっしょに食べた昼食はとても温かいふんいきにつつまれていました。 2つ目は、ごミサです。ぼくも侍者をさせていただきましたが、神父様全員がごミサを行っていたので、とてもおどろきました。ぼくも今日一日無事に過ごせるように心を込めて神さまにお祈りをしました。ミサが終わった後に、「ありがとう」と神父様たちに言われ、とても心があたたかくなりました。 3つ目は、ジャブジャブ池で遊んだ事です。ただ遊んだのではなく、他の教会に通っている子ども達と仲を深められたのが、一番の大きな喜びです。思い切り笑い合えた楽しい思い出となりました。 いつかコロナがおさまったら神さまや神父さまたちとまたいっしょにサマーキャンプに行けるとうれしいです。 お手伝いや準備をしてくださったみなさんや神父さまありがとうございました。
小6 川端 琉斗 ぼくは8月1日にサマーキャンプに参加しました。場所は健軍教会でありました。さゆり園の遊戯室で各教会から来た人達の自己紹介があり全員で30人ほどいました。 菊池教会の神父様からおみ堂でお話がありました。ミサをする時に「何が必要か」、「ミサはだれとするものなのか」、「教会でしかミサはできないのか」など質問されました。ぼくは」いろいろ知らないことや、そうなんだと思うことがたくさんありました。その後ミサがありぼくは、侍者をしました。いつもより人が多くて神父さまもたくさんいらっしゃったのできんちょうしましたが、無事最後までやりきることができて良かったです。 そしてお昼ごはんを食べてジャブジャブ池に行きました。水が冷たくてびっくりしましたが魚やカエル、ザリガニなどをつかまえて遊びました。 サマーキャンプに初めて参加しましたが、とても楽しかったです。また機会があれば参加したいと思います。
アンナ・マリア会の活動
アンナマリア会会長 三原 智子 昔は婦人会と言うほど働き手の多い会でした。教会らしく母アンナと若い人マリアとして活動しています。今は皆高齢化してめっきり人数が少なくなってきました。 私が30年前から会長をひき継ぎ、主に教会行事としての活動(復活祭パーティー、敬老会、クリスマスパーティー、その他色々な行事に合わせてのお手伝い)を行っています。 最近はコロナのためミサの後のお茶飲みの会もなく(ミサ不参加の近況)淋しい思いをしております。 早くコロナが終息していつもの様にお茶を飲みたいものです。
「聖書と私」
佐藤 武敬 1947年、中学に入学すると同時に、皆に新約聖書が与えられましたが、旧約聖書には2018年、健軍教会へ通い始めた時に出会い、その膨大さに圧倒されました。 「音読すれば認知症予防にもなるよ。」と娘から勧められましたが、無味乾燥な感じで、全然進みません。当時のイスラエルの先祖たちと、現代の中東紛争の渦中にあるイスラエル人が結びつきません。 2020年11月、木曜日の聖書講座が始まりました。コロナ禍の最中でしたが、適当な人数が適当な部屋で、密にならないように座り、換気にも留意され、恰好の勉強部屋に恵まれました。
神父様のマスク越しの声が耳の遠い私にもよく聴こえ、ユーモアのあるお話には、皆さんマスクの上の目で笑っているのが判ります。 これまで「コリントの信徒への手紙」と「ヨハネの黙示録」を学びましたが、その都度、地図、年表、分類表、解説コピー等を頂き、時間的にも文化的にも大きなへだたりのある時代の事が、少しは解るようになりました。
更に、この講座に参加して教えられたものは「知識を身につけるだけではいけない」「聖書は一生かけて勉強するもの」「神の本質は愛Jということです。 私に残された時間は僅かとなりましたが、少しずつでも勉強を続けて行きたいと思います。
福岡教区宣教司牧方針が発表されました(福岡教区Websiteより)
2020年11月、福岡教区長ヨゼフ・アベイヤ司教の呼びかけによって始まった、カトリック福岡司教区の「 教区ビジョン 」の策定は、2022年春、この2年の歩みの実りとなり、福岡教区全信者の想いと希望が詰まった「福岡教区宣教司牧方針」として発表されました。 「キリストの愛に駆り立てられて、人々と共に歩む教会」という基本的な源泉と目標が示され、これを実現するための次の三つの目標が掲げられ、それぞれの目標に取り組むために三つの課題が表明されています。 1.「出向いて行く教会」となる 2.互いに支えあう「交わりの教会」となる 3.「未来に開かれた教会」となる 宣教司牧方針は冊子にまとめられ、各小教区に配布されていますので主任司祭もしくは教会委員にお尋ねください。 PDF版は福岡教区Websiteにリンクが張られていますのでご活用ください。
(編集後記)
キリスト教徒ではない多くの日本人にとっては私たちカトリック教会やプロテスタント教会とキリスト教系新宗教との区別をつけることは難しいことだと思います。7月上旬に発生した衝撃的な事件以降、特定のキリスト教系新宗教についての報道が連日為されています。この宗教を「キリスト教系」と称することについては大きな抵抗を感じますが、前述したように多くの日本人はこの新宗教を「キリスト教の一派」と捉えていると思います。マスコミは今回の事件の根底にある多額な献金による家庭崩壊等の社会的な問題を数多く起こしているこの新宗教と政治家との癒着のみを報道していますが、私たちカトリック信者はこの新宗教によって多くの人が誤った信仰に導かれていることにも心を痛めています。 三位一体の神、聖書、七つの秘跡以外に神格化された教祖が存在したり、聖書以外の聖典を用いたり、特定な儀式を執り行う新宗教には神様による救いの道は開かれていません。 私たちの近くに、もしこのような新宗教に引き込まれている隣人がおられたら強引ではなくそっと手を差し伸べ、その方のために神に祈りを捧げることが大切だと思います。 主の平和。 野々目 洋